2025-08-16
「どの参考書をやればいいの?」「毎日どれくらい勉強すればいいの?」 せっかく入試分析や現状分析をしても、計画に落とし込まなければ“ただの情報”のままです。 合格までの道のりを確実に歩むためには、戦略を“実際の行動”に変えることが必要です。ここまでのSTEP1(入試分析)、STEP2(現状分析)、STEP3(得点プランニング)を踏まえて、今回はいよいよ「学習計画」の立て方とPDCAサイクルについて紹介します。
「戦略的な受験勉強の第一歩」として、志望校の入試を徹底分析する方法を紹介しました。
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合格に直結する「入試分析」の始め方
・志望校の出題傾向を知る
・必要な得点率を把握する
・どんな能力が求められているか明確にする
こうして“ゴール=入試”を正しく理解することが、戦略の起点です。
合格までのルートを最短距離で進むためには、現在の自分の学力や学習状況を正しく知り、得点戦略を立てることが重要であることを紹介しました。
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合格に直結する「現状分析」と「得点プランニング」
限られた時間の中で、最も得点アップが期待できる分野にリソースを集中させることが、戦略的勉強のポイント。
・すぐに改善できるのは?(基礎知識の穴、単語力)
・時間がかかるのは?(記述力・読解力・論述)
・能力的相性の良し悪しは?
時間のかかりやすい/かかりにくい分野の見極めが大切です。
今回は最終STEP「学習計画」と「PDCA」についてご紹介します。
現状分析・得点プランニングが終わったら、目標得点をふまえて、各科目で「受験までに必要な学習内容」をリストアップしましょう。その上で、「何を」「どれくらい」「いつまでに」やるかを決めていきます。
◆学習の3段階イメージ
1.基礎力養成(〜夏休み)
知識・公式・単語などの“インプット”を最優先。夏休み終了までに基礎知識を一通り固めることが理想です。
2.応用力強化(秋〜冬前)
基礎を使いこなす力をつけるため、問題演習中心へシフト。標準〜応用レベルの問題集を繰り返し、思考力や解法パターンを習得します。
3.実戦力養成(直前期)
過去問演習や予想問題演習を通じて“得点する力”を仕上げます。時間配分・答案作成・本番形式への慣れがポイントです。
▼ポイント
・大枠は「夏=基礎」「秋=応用」「冬=実戦」の3ステップで設計
・科目ごとの完成度に応じて、基礎〜実戦への移行時期を柔軟に調整
・計画は「受験日から逆算」して考えること
大枠の計画ができたら、次は「当面の学習」を週単位で具体化します。
ポイントは細かすぎず、大まかすぎないこと。計画倒れをしてしまっては意味がありません。
《週単位計画の立て方》
1.夏休み終了までの詳細計画を作る
・各科目で「使う教材」「進めるページ数」を明確にする
・夏期講習や模試の予定を考慮して、無理のないペース配分を
2.1週間ごとに“ノルマ”を設定する
・日単位の細かすぎる計画は破綻しやすく、大まかすぎると進捗が見えません。
・「1週間でここまでやる」という単位が最も実行可能で、管理もしやすいです。
3.日曜日に調整日を設ける
予定通りに進まなかった分を取り戻したり、次週の準備を整えたりするために“リセット日”を活用しましょう。
4.見える化する
計画は書き出してチェックできる形にすることが大切です。
・学習管理ノート
・チェックリスト
・スマホアプリ
など、自分に合った方法で“進捗の見える化”を。
▼ポイント
・細かすぎず、大まかすぎず
・無理のない量を見極める
・小さな達成を積み重ねてモチベーション維持
計画を立てても、そのままでは必ず“ズレ”が出てきます。計画を立てて満足!ではいけません。
だからこそ大事なのが、PDCAサイクルを回し続けること。
《PDCAの流れ》
P(Plan)=計画
具体的な学習目標を立て、週・月単位のスケジュールを設計。
D(Do)=実行
立てた計画に沿って、1週間単位でノルマを消化。日ごとに確認を行いながら進める。
C(Check)=確認
1ヶ月ごとに模試や演習結果を振り返り、「狙った成果が出ているか?」「理解は定着しているか?」をチェック。問題点や課題を洗い出す。
A(Action)=改善
見つかった課題をもとに、優先順位の入れ替え・学習ペース調整・学習方法の変更などを行い、計画を修正。
▼ポイント
・計画倒れにしないことが何よりも大切
・机上の計画に固執せず、実行と振り返りを繰り返す
・「自分で回せるか不安」という場合は、必ず第三者のチェックを入れる
【合格に直結する戦略的学習 まとめ】
受験勉強は「戦略を行動に変える」ことで初めて成果につながります。
1:入試分析 志望校の入試を分析し、ゴールを知る
2:現状分析 自分の現状を分析し、課題を把握する
3:得点プランニング 得点プランを設計し、戦略を描く
4:学習計画 受験までの全体計画を立てる
5:PDCA 週単位に具体化して実行、PDCAで学習計画を回す
ここまでのステップを踏めば、あなたの勉強はもう“行き当たりばったり”ではありません。
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