2025-09-23
秋から本格化する模試、結果に一喜一憂していませんか?模試は単なる力だめしではなく、現状分析・弱点克服・本番予行演習のための戦略ツールです。得点や設問別成績を分析し、科目や単元ごとの課題を明確にすることで、効率的な学習が可能になります。
秋口に入り、模試の受験機会が増えてきました。多くの受験生が本番までに複数回の模試を受けますが、その活用法によって得られる効果は大きく異なります。
模試を「力だめし」程度にしか考えず、結果の判定や偏差値を見て終わりにしてしまうケースは少なくありません。
しかし模試の本来の価値は、自分の現状を客観的に分析し、今後の学習を修正する材料にすることにあります。
また、模試は「予行演習」としても重要です。本番を想定し、時間配分や解答順序を試すことで、入試本番に近い緊張感と戦略を身につけることができます。
模試を受けたらその日のうちに答え合わせを行い、できなかった問題を確実に復習することがポイントです。復習の鮮度は高いほど効果的。
最低でも月1回は模試を受け、学習の進捗確認に活用しましょう。
模試の判定は合格可能性を数値化したものですが、絶対的な合否を示すものではありません。
このように、判定はあくまで「志望校との距離感」を示す指標に過ぎません。
安心する材料でも、諦める理由でもないのです。
むしろ、どの科目を強化すれば距離を縮められるかを確認するツールとして活用することが大切です。
偏差値は科目間のバランスを確認するための指標として使い、科目別の模試結果を分析する際には、偏差値よりも得点に注目してみましょう。
失点の要因は大きく3つに分けられます。
この違いを見極めることで、次にやるべき学習が明確になります。
また、全国順位と校内順位に差が大きい場合は、環境による錯覚がないか注意しましょう。
模試結果には「設問別成績」や「同学力レベル層の比較」が掲載されていることがあります。
これを活用することで、自分の苦手分野を客観的に把握できます。
例えば、同じ学力層が得点できているのに自分が落としている問題は、克服すべき弱点のサインです。
失点の要因を冷静に分析し、次回以降の学習計画に反映させましょう。
模試は単なる試験ではなく、合格に近づくためのシミュレーションと自己分析の場です。
この視点を持って模試に取り組むことで、受験勉強がより戦略的かつ効率的になります。
模試は、できるだけ月1回程度は受験するとよいでしょう。
駿台atama+学力判定テストは、基礎学力定着を目的とした教科書レベルのオンラインテストです。受験期間中であれば、ご都合に合わせていつでも受験可能。
これまではご自宅での受験が中心でしたが、教室でも受験可能になりました。
こうしたご要望にお答え刷るための新しい受験スタイルです。普段とは違う環境で学習の成果を確認できます。
ぜひ活用して、模試・学力テストを戦略的に受験勉強に役立ててください。
お申込はこちらから